つれづれなる山に⭐︎熟年離婚50代

2022.3月(53歳の終わり)に離婚した私の素直な気持ちを綴ります。

冷たい私

少し前に、私の住む町の隣町に、実母が用事でやってくると連絡が来ていた。

それが今日。


何年ぶりに会うのかちょっと思い出せないけど、3.4年ぶりくらいか。

前にお墓参りに帰った時にちょっと会ったのはまだコロナ禍じゃなかったと思う。


10時30分すぎにこちらに到着し、14時から用事があるというので、ランチをすることになっていた。泊まるホテルに迎えに行った。


イベント参加という用事で、乗り合わせてやってきた81歳の母。

車を運転してくれた方と、同乗してきた方にお土産も用意していき、お渡しした。

実母は当たり前という顔だった。

後で『ありがとう』と言ってくることも特にない。


実母は、私が中学生の終わり頃に彼氏が出来て家を出ていった。その後、父とは離婚し、私は父子家庭の子になった。たまに連絡はとるが、基本的に自分のことだけ考えているような人。

私が結婚してこちらに来て、出産や育児で大変な時に助けてもらったことは一度もない。

経済的な援助ももちろんなかった。温かい言葉をかけてもらったこともほぼ記憶にない。

だから今回こちらに来るという連絡があった時も、嬉しい気持ちにはならなかった。


それでも会っておくべきかな‥‥という程度で会う感じ。母親とは長い時間一緒にいると私の心がしんどくなるのだ。


ランチの1時間半ほどと、ちょっとドライブをしてイベント開催場所に送り届けてお別れ。

この短時間が限界だ。こういう気持ちって、あまり理解されないんだろうなぁ。


お袋の味が嬉しいでしょ!と、作った惣菜を持ってきてくれたが、正直、お袋の味とか言われても記憶にない。高校時代は自分でご飯を作りお弁当も自分で用意していたし、大学生の頃も一人暮らしだったから、自分の味しかもうわからない。これ、食べるべきなんだろうか。実母が勝手に言うお袋の味という幻想はなんなんだろう。


こんなモヤモヤを吐き出す場所は、どこにもないので、ここで書かせてもらいました。

読んで嫌な気持ちになる方がいらっしゃったらごめんなさい。


私にとって実の母って、あまり好きじゃない年上の女の人。というくらいの存在だったりします。産んでくれた人ではありますが。


別れてからスッキリしないので、ちょっとした低山に寄って、山頂で深呼吸してから帰宅しました。


私もこんな人になっちゃうんだろうか。

実母に会うと本当に、心がやられる(T_T)

こんな人になったらどうしよう。


離婚したことも言わなかった。


冷たい娘なのだろうか。

だけど15年しか一緒に暮らさなかった実母より、25年以上一緒の義母の方が、私にとっては大好きな母なのだ。義母といっても離婚したから他人なのかもしれないけど。



自分の都合の良い時だけ母親面されるとてもしんどい存在。